■ インクの現状
従来のインクは石油系溶剤を含む為、揮発し、環境や大気を汚してしまいます。ここ近年よくみかけるSOY(大豆)インク。従来のインクに比べ植物油が多く、大気汚染は軽減できますが、石油系溶剤が全体の20%を占めているのが現状です。そこで出てきたのがNon VOCインキ。その名の通りほとんど揮発性有機素材(VOC)が含まれていない(全体の1%未満)為、最も環境負荷が低いとされているインクです。さらに印刷方法もCTP印刷(フイルムレス印刷)の為、感光剤等の産業廃棄物を出しません。 |
■ 紙の現状
昨年の日本の年間の紙の使用量は3,111万トン。これはアメリカ(9,000万トン)に次いで世界2位で全体の1割を占めています。そして3,111万トンの内の1,930万トンが印刷用の紙に使われています。紙を1トン作るには直径14cm、長さ8mの木が約20本必要になってきます。仮に全ての用紙が再生紙でないとすると日本では年間約62,220本もの木が伐採されている事になります。
そこで出てきたのがケナフ紙です。ケナフとは、アオイ科ハイビスカス属の植物で、熱帯性の1年草です。わずか半年で高さ3〜4m、茎の太さが3〜4cmになり、空気中の二酸化炭素を、針葉樹の4倍から5倍も吸収して固定化するため、2000年頃から木材に代わる資源として注目されています。コスト面や管理の仕方等、課題はありますが、将来安定した価格、栽培方法で提供出来る仕組みが出来れば、原生林の伐採を防げる(原生林は一度破壊されてしまうと回復までに数百年かかり、生態系も乱してしまいます)という観点からも使用率はさらに高まっていくものだと思われます。 |
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